2014年12月17日水曜日

天王寺動物園100周年にキリンの首が

アナウンス

天王寺動物園が来年で100周年になるということを、地下鉄のアナウンスできく。

 今でこそ、天王寺といえば、deepな大阪として(雑誌に載せるために取材したけど、アウトローな人に絡まれて怖かったこともあった)、ちょっと敬遠されるし、USJと吉本新喜劇を期待して大阪に来る人には、あべのルシアスとかで、目を反らせたいところ。

 しかし明治・大正の頃といえば、新世界という地名が象徴するように、遊技場として知られていた。(なんばは処刑場の跡地で開発が進まず、梅田は湿地として、開発を不十分であった)

 100年前に動物園があったのだから、上野動物園ほどではないにしても、立派なものである。

「キリンも首を長く、ゾウも鼻も長くして、皆さまのお越しをお待ちしています」

 そうアナウンスが流れる。

 鼻は関係ないやろ。いつも思ってしまうが、キリンが首を長くという、くだりにちょっと吹き出す。

キャッチの魔術

コピーの基本ルールは嘘をついてはいけないことに尽きる。

 先着二十名様限定で、50%オフとかいいながら、開店と同時になぜか二十名さまが終わっているとか。

 お節料理が写真違いすぎるとか、通信費が実質0円とかいいながら、そうでもないとか。

 キャッチやコピーで、正確であることが答えではないが、虚偽は完全に間違いである。

 キリンは首を長くして、来場者をまっているのだろうか。草食系動物特有の、のんびりした顔立ちが確かに、ずいぶんと遠くから、来場を見守ってくれているような気もする。

 そんな気がする。これぞ、キャッチの魔力なのではないだろうか。

 大阪の市営地下鉄。民間企業ではないが、公共施設にしてはちょっとした仕事をしていないだろうか。

天まで届くほどの首の長さかも

0 件のコメント:

コメントを投稿