まずいハナシ
外食にあまり期待していない。コストがかかるからだ。(一定の品質を保つための、流通のコスト。機会損失に備えた製品の確保・保管コストなど)
これらは全て、客の財布から出るのだ。まずくて当然。
旨いものを、安く食べようなどと、浅ましく考えてはいけない。
だから、口に入れて、不愉快にならない程度のものが出てくれば上等である。
本当はコーヒーは、格段に安くて、格段においしい飲み方がある。
だが、採算が採れないから、めったに飲めない。日常はタレントが広告している缶コーヒーを分かったような顔をして飲めばいいのだ。
正直、外食産業に何一つ期待していない。期待する気になれない。
ところが、立川談志は怒った。
まずい上に、高い定職屋に入ったときのこと。
店の主人が厚かましくも、色紙を持ってきて、サインをしてくれ。店に飾らせくれと言って来た。
彼は一筆書いて、手渡した。こう書かれていた。
「我慢して食え」
率直な意見だろう。店に入って、この色紙があったら、なるほど観念する気になる。
あきらめろ。じたばたするな。どうせ、何頼んでもまずいんだ。我慢して食え。なんとストレートの名言か。
大手のハンバーガー・チェーンが決算で大赤字を出したらしい。百円以下の原価のものを、百円で売るという、涙ぐましい努力までしていたのに、色々と報われず、この結果である。ざまはない。
安いから、我慢して食わされる、客の身にもなってみろと、ふと思ったりした。同情の余地はないだろう。旨いものが、安いわけがない。
写真素材ののタイトルは「サンドウィッチ」。 では、あの薄いパンにはさまれたものを、なんと呼ぶんだろう。 こんなに大きなものを片手に、ポーカーなどできるか。 |
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