2015年2月25日水曜日

お城と地面

避難すべきは

 お城に詳しい人と話した。大阪城は高台にあるだけではない。

 実は地盤が頑丈である。大阪のほとんどは河であった。


 そうした中で、古代においては難波宮があったのが上町台地であり、そこにどっしりと、石山本願寺が本丸を構えていた。それを信長が打ち滅ぼし、秀吉が大阪城にしたのだ。

 当然、地盤は安定している。だから、城が築かれたのも、道理なのだ。

 ところがお城だけの話ではない。

 大阪城公園の向かいには、大阪府警本部がある。大阪砲兵工廠という、アジア一の軍事施設があった場所だから、敷地が広大にあったので、それを引き継いだのだと思っていた。

 ところがそれだけではない。大阪に水害や震災など、大規模な自然災害が起こったとしても、実は大阪城と大阪府警、NHK大阪は無事なのだ。

 つまり治安機構と、報道機関が地盤によって守られるのだ。大阪って、よくできてるなぁと思った。ということは?

千代田のお城

 太田道潅が確か設計したのが、江戸城である。徳川家康が禁中並びに公家諸法度を公布してからは、政治の中心は江戸になった。(源頼朝も、足利尊氏も、朝廷に対する立法権を持たなかったために、江戸幕府ほどの強権を得ることはなかったのだ)

 明治維新以降、江戸城は皇居と名前を変えている。

 大阪城と同様、地盤が安定しているために、皇族も安全なのだと思うと、何やら時空を超えたロマンを連想させられる。

 文化と伝統の上に、我々の生活は成り立っているのではないだろうか。

なんか暴れん坊将軍のバックみたいなアングルで撮ったった大阪城




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