国鉄時代の大阪駅で切符を買った時に、乗り換えを職員に尋ねたところ、顎でしめされたと。惚れ惚れするような、官僚的な態度であったと揶揄していた。
無学な民百姓のために、お上が施してやっているという、五箇条の御誓文以来の、古式ゆかしい官僚文化が残っていたのだ。そんなことを書いていたと思う。
この一節がどうも頭に残っている。
自分で動かず、顎で人を使うかのような人や、物言わず高圧的な人に出くわすと、脳裏で、マッシュルームカットの司馬翁がニタリと笑う。
惚れ惚れするような。。。
と彼の初期の、改行の多い文体を思い出してしまう。
恐縮したり、平謝りをしてみせるが、本心では脳裏の司馬翁に釣られて、ニタリとしている。
嫌な大人になったものだ。
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