ツイートを色々と調べることがある。
なかに面白いものがあった。
「仏会社と合弁で、というニュースを見て、お寺かと思ってた」
というようなツイートがあった。
フランス=仏国。
日本に来て間もない知り合いが、疑問に思うと話していた。
「どうしてフランスは仏教国でもないのに、仏なのか。アメリカのライスをそんなに好んだ歴史があるのか?」
フランスは仏蘭西。アメリカは亜墨利加。ドイツは獨逸。こうした表記があったから、今なお略称で用いる。
では、いつか。
どうやら明治に開国した際、中国語の通訳を介して表記したのが最初(中国人はカタカナや平仮名のように、表音文字を持たないため、発音の似た漢字を当てはめるしかなかった)。
富田常雄の小説『姿三四郎』では、こうした表記がやたら出てきて、明治の雰囲気を演出している。
問題はイメージ。
仏の国=温和であったり、深く思索している人たちが住んでいそう。
なんとなく、インテリで文化的なイメージを連想していないだろうか。フランス革命で民主的な文明国であるかどうかより、おしゃれで、優しい人たちという想像。
もちろん、勝手な片思いに過ぎないが、なんとなくイメージを膨らませているような気がする。
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