2016年5月22日日曜日

そうでもない日本人

海外のジョーク。

ライバル会社が利益を急激に上げた。

日本人の場合。「あの会社はきっと、何か工夫をしたにちがいない。何をしたのか調べてみよう」

アメリカ人の場合。「あの会社はきっと、何か不正をしているに違いない。何をしたのか調べてみよう」

中国人の場合。「あの野郎、許せねぇ」

(冷戦時代、オチに使われるのは決まってロシア人であったが、今や中国である)。

そう。日本人は他社からいいところを学ぼうと、結構高潔なところを当然としている。不正があったら、それこそ「同業者として恥ずかしい」とか、アメリカ人以上に怨念じみた呪いごとは辞さない。

勤務先の協業他社が、熊本の震災に対して、対応し、サイトで報告をしていた。そのことを先輩と話していて、彼はいった。

「素晴らしい。見習いたいですね」

まさに”あの会社は工夫したに違いない”の視点である。

ホリエモンの逮捕前後だったか、彼がテレビ媒体を買収するとか言い出したあたりから、日本人のモラルをメディアがやたら騒いでいた。

働かずに、株を売買するだけで利益を得るだなんて。そんなことを、テレビの広告でメシを食う人たちが、にわかに色めきだっていた。

日本人は怠けるようになった? そうか? 怠けているくせに、目立つ人がいるだけではないのか。

真面目に働く人。汗水を垂らすことを惜しまない人。ライバルからヒントを盗み出して、より良いものやサービスを見つけようと努力する人。

Yes, We all japanese.

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