2016年5月29日日曜日

たった五分で

PHPユーザー会のライトニングトークで面白い話題をしていた。

仕事の担当が、コードを書かなくなった登壇者の話。

久しくコードを書かないと、書かないといけない。スキルが落ちていくのではないかという不安になるという。

そこで、一日五分だけでも、コードを書くようにしていったと。

最初の数日は5分の短さと、何もできないことに愕然とする。

しかし続けていくことで、問題が明確になり、5分のつもりが時間を都合するようになっていく。

さらには明日の五分はここをやっていこうと、明確になっていく。

やらないと、とあせるだけで何もしないくらいなら、少しずつやっていくべきだ。その最小単位は5分でいい。

そういう話題であった。

たった5分では何もできないのか、5分だけでも、何かをしたのか。

そういえば、定年退職して嘱託で勤務している人が、パソコン教室に通ってみたが、全部忘れたと語っていた。

必要に迫られていないこと。時間が無限にあること。

それらは実は、優雅に勉強できるようで何もできないのだ。

そういえばどこかで読んだことがある。

トルストイは新聞連載という形式で、毎日締め切りに追われたからこそ、原稿を書き続けられることができたと独白した。

気持ちを高めることとか、集中することとは、ちょっと温度が違う。いわばメソッドなのではないか。

継続こそ一番難しいが、5分だけなら、できそうかも。そんな気分にさせられた。

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