先輩が女性と呑んだときのことを話していた。
「終電間際に込み入った話を始め、オチをいかに伸ばして、終電を逃すか。ここが一番難しい」
結構な頻度で、女性たちは上の空で、にこやかに終電に滑り込まれていたらしい。(あかんがな)
酩酊していたり、眠たい時には正しい判断はできない。
飲酒も睡眠も、理性を司る大脳皮質が眠り、快・不快だけを判断する海馬が優先されるかららしい。
夜更けのラブレターは投函してはならない、というジンクスも、いわばこういうこと。
書いていて一人で盛り上がり、恥ずかしい告白をしているだけならまだしも、相手がドン引きするぐらい舞い上がってしまうのが原因らしい。
macbookがもらえるというアンケートに、うつらうつらしながら、応答した結果、アカウントをうっかり乗っ取られそうになった。
眠たい時のデジタルはろくなことにならない。
酩酊していいものができるのは、杜甫や李白のような漢詩だけなのではないか。(俳句や散文詩に酒は似合わない)
海馬に個人情報は守れない。
おかしな話、眠い時、実は「自分は眠い」という状態も、眠たくて適切に判断できていないのかもしれない。
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