書き物の仕事をしていた時のこと。
深夜に書いたものは、翌朝に送信すべしということを言われた。
夜のうちに書いたものは、結構ハイになって、書いてしまうことがある。翌朝、出社して、コーヒーを飲みながら、クールダウンした頭で再読してみると、てんこ盛りになっていたり、全体が支離滅裂であったことがわかる。
チェックは翌朝の自分に発注した方がいいというのだ。
人間の生体を捉えた至言である。夜に書いたラブレターは絶対投函してはならないというジンクスみたいなものだ。
ブログのテキストを書いていく。書いたところで、何か貰えるわけでもないし、書かなかったからといって、痛くもかゆくもない。ただ寝つきが悪い。
思いついて書き始めるが、書いているうちに、別の話題も盛り込む。結構、フォーカスが甘くなる。別のテキストに分けてみる。やった、二つできた。そう思って、二つ目から仕上げる。
ところが、アップロードしようとしていると、ふとある疑問がよぎる。似たような話を書いたのではないかと。
検索してみて、予感が的中する。例えは違うが、落とし込みが大体似ていたりする。もう少し変えるべきは、どこか。考えても仕方邸ので、とりあえず、一つ目を片付ける。片付けようとして、ふとまた思う。同じ話題を取り上げていないか?
検索して、愕然。やっぱり書いていた。しかし今度は違う。
下書きにしたまま。下書きのストックが結構な数になっている。
ならば、ここで仕上げてしまって、と思うのだが、触り始めると物足りなくなる。
ああでもない、こうでもないとしているうちに、眠さがピークになる。
結局、何も書けないで寝てしまうのだ。何か敗北感は否めない。否めないが、仕方ない。幸い、疲れて寝つきはいい。
実は下書きのままで、処理に困っているテキストがある。
一体、なんだって、こんな徒労を繰り返さないといけないのか。
何かを食べたとか、誰かとあったとか、どこにいったとか。そんなブログ記事を書いている人を見ると、タレント気取りか、と思うと同時に思う。羨ましい。いや、そういうときこそ、Facebookやinstagramの出番ではないか。
なんで、わざわざブログに書くのだ。それで記事というのか。羨ましい。。。
下書きの話は書いていないはず。。。というラビリンス。 もっと薄口を目指すべきか。 |
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