2015年7月14日火曜日

0でも100でもない

広報の企画会議で、言われたことはシンプルである。

考え続けるべしと。

結果に焦って、0か100かに焦ると、結局その場の思いつきに頼ることになり、全然しょぼいことになる。

ちょっと長めの時間をもって、じっくり考え、100に至らなかったアイデアも、いくつか出し続けるうちに、合計で120にだっていたることはできる。

それを100ではないからと、早々に諦めるのは、根気がないのではなくて、クリエイティブな能力がないことだと。

100ではないもの。

結果が全てだと、とかくシビアなビジネスマンを気取っていう人の意見を耳にしたことがある。もちろん、正論だが、それが全てに当てはまるのだとしたら、実は幼稚な世界観というべきだと思う。

オバマ大統領に好感が持てるのは、生真面目さである。

彼が禁煙に失敗していることを、揶揄しようと、インタビュアーが尋ねる。

「健康のために、禁煙して、国民に手本を示すべきではないのですか?」

「そう思います。私も禁煙に失敗することもあり、完璧とはいきません。成功はまだしていませんが、その日まで努力を続けていきたいと思っています」

失敗したことを後ろめたく感じたり、ましてや挫折なんかしない。心がくじけても、立ち上がろうとする。

なんでも出来てしまう(もしくは自分は何でもできると、吹聴しているだけの)人間の言葉が軽薄に聞こえるのは、彼のように誠実な人と、異なるからだろう。

ほとんどブログが書けない。通年で読もうと思っていたことも、半年を過ぎて、結局ほとんど達成していない。

100ではない。

しかし0でもない。

だから、続ける。書こうと思うこと自体、煩わしくなって、続けてみる。

100ではないから、諦める。それは全然クリエイティブなことではない。

アメリカの少年野球チームの写真
彼らもきっと千本ノックとか。。。するわけない。

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