2016年10月10日月曜日

作務

片付けるのがうまくない。どうせなら、効率よくまとめてやろうと、早い段階で決意して、遅くなってもそのタイミングが見えずに途方に暮れる人間である。

心理テストの話題をサイトでみた。

散らかった部屋で生活させ、パソコンの周りも片付けることを禁止されたグループと、整理整頓を義務付けられたグループ。

心理テストを行った結果、散らかったグループに異変があった。

ありもしないものを視認するという。

そこに存在しなかった虫が見えたり、置いていないものが見えたりするという。

人間の知覚機能には限界があり、散らかった情報の中で、情報が処理しきれずにいわばゆるい錯覚を起こしてしまうのだとか。

禅宗では身辺整理をものすごく厳しく義務付けられている。その辺のこともよくわかるような気がする。根性論ではなく、心理学的にも正解なメソッドなのだ。

座って、内面の思考を止めることを試みる以上、他の情報は最小限に削減していかないと到底できるものではない。

どうでもいい些事に頭を使っていたのでは、落ち着いて座っていられないというのが実態だろう。

できるだけシンプルに。

散らかった部屋で、そう結論が出たあとに、いつも思う。

わかっちゃいるけど、やめられない。。。

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